「どうしん俳句会」10月の定例句会

wordicon10月の句会
10月の句会は欠席者もなく、在京の会員16名全員が参加しての句会になりました。お題は「飛」席題は「籾」でしたが、南雲先生からは次のような指摘があり、一同肝に銘じた次第です。
「いい俳句を作るというのは、生易しいことではありません。深くモノをみて観察し、よく耳で聞き、直かに肌で感じて、広く知識・見聞を広め、視野を広くしておかないと詩を詠む感性が磨かれません。そういう意味で日常の「刻苦勉励」が求められます。俳句も一つの文芸ですから、俳句を作るときは、気持ちを入れ替えて、詩の世界に臨むという心がけが必要です」

鶏頭の赤ふつふつと並びをり      野崎 幾代
じりじりと喰ひ進みけり籾殻火     坂井 正巳
古民家のかまど黒々ななかまど     花房 俊明
飛騨の土つけて松茸とどきけり     沼田 重子
聖堂に片手ピアノの秋の夜     井上 知登
籾殻に陽の匂ひありりんご箱      中島 篤三
古民家のかたりべとなる籾すり機    徳弘 多史
飛石の小股もありて草の露       下山 道郎

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