12月の句会・忘年会
師走の14日(土)、世の中の忙しさも関係なく、16名が参加して今年最後の句会が開催されました。出句は題の「百」と季語の「寒卵」を含む4句で、各自日頃の俳句魂をぶつけ合い、選句、合評を含め熱心に行われました。
先生がいつも言われている「俳句は題材で決まる、新鮮で季節感のある題材を見つけそれをリズム感良く詠いこめば良い句が出来る」を胸に作句しているが、なかなか難しく、この日も反省と次回への新たな意欲の中終了しました。
終了後、クリスマスのイルミネーションが綺麗に輝く銀座の「すし店」に会場を移し、盛大に忘年会を行いました。
12月の句会から
かかること百も承知の冬の山 坂井 正巳
百円だけ覗く展望冬景色 桑島 久乃
妻の背ナまあるく翳り冬紅葉 中島 篤三
さざめきも百も承知の冬の蠅 大崎 太郎
凩が空の広さを取り戻す 八尋 晃
知らぬ歌ばかりとなりぬ年の暮れ 西 聰太郎
口元に証し残して寒卵 二反田昌雄
錠剤の転げて失せし夕くさめ 下山 道郎