ハチドリ騒動記  関東甲信越 立石 正毅

昨年9月末のある日、鉢植え作業をしていたところ、突然庭のアメジストセージの花に盛んに高速で飛来し、羽をバタバタさせ空中に静止(ホバリング)し、蜜を吸う素振りの小物体を発見

・・・ エッエー!!わが目を疑った・・・ハチドリ???

慌てて、部屋に飛び込みカメラはどこだ、見つかった、裸足で飛び出しやっと2枚撮る、1枚のみ撮影成功の写真がこれである。
地球温暖化で、こんなものが、日本に??これはスクープ、新聞社へ投稿しようとしたが、寸前で待てよ?ちょっとおかしいかと調べること数時間、判明した。 スズメガ(ホウジャク)である。

―海外でも余りに高速(早いもので時速50Km以上で飛び、飛躍昆虫のなかでも最高速の部類で移動するため、ハチドリと誤認されることが多く、ブラジルでは[ハチドリの蝶]と呼ばれている―多分日本でも珍しいと思われる。

ちなみに吸っていた花のアメジストセージは別名メキシカンセージとも呼ばれ、原産地は地中海沿岸や北アフリカであり、アメリカ南部からアルゼンチンに多く生息し、有名な地はジャマイカである。

・・・なにやらいろんな紛らわしい条件が揃っていたようである。

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