植樹日:2016年3月30日(水)
場 所:北泉海浜総合公園(通称:原町シーサイドパーク)
福島県南相馬市原町区北泉字脇及び金沢字浦地内
参加者:総勢10名
さくら並木NW :NPO共同代表理事細沼光則、現地コーディネーター桜野良充
ボランティア参加者:南相馬市の「豊かな緑を育てる会」のメンバー4名
同 友 会 :中川幹事、PTメンバー山口、高井、升田各幹事
*南相馬市の職員が参加する予定でしたが、年度末に加え人事異動があったことから急遽不参加となりました。
- 植樹地
(左から、高井・升田各幹事、細沼代表理事、中川・山口各幹事)
午前10時に現地に集合し、簡単に自己紹介したあと、「豊かな緑を育てる会」のメンバー4名から植樹地の震災前の状況や震災被害状況などについて次の説明がありました。
「原町シーサイドパークは、北泉海水浴場に隣接する24haの広大な緑地公園であり、オートキャンプ場、花の広場、子供アスレチック、入浴・宿泊できるコミュティハウス等がありました。また、北泉海岸は全国屈指のサーフスポットで、プロサーファーの世界大会が行われたこともありました。東日本大震災では海水浴場の先に見える火力発電所の3階まで達する18mの津波が襲い、高台となっている公園の一部を除いてすべて流されました。幸い火力発電所の人は屋上に避難して無事でした。昨年の5月に一部施設の利用が再開されたのを皮切りに、復興計画が順次すすめれています。復興が完了するまで、あと3年かかる見込みです。」
前日に設置していただいていた石柱(石柱に刻まれている写真の文字は「寄贈者あいおいニッセイ同和損保同友会」です。反対の面は「東日本大震災 復興祈願桜」と刻まれています。)がお披露目され、その前で写真を撮りました。
2.植樹作業
(植樹風景)
再開された場所は小高い丘であり、ローラー滑り台やターザンロープ等の遊具が設置されており、遊具の周りの日当たりの良い斜面に植樹しました。この場所は、津波来襲時の一時緊急避難場所に指定されています。
早く花を見てもらいたいという南相馬市の意向により苗木ではなく5年ものの江戸彼岸桜(高さ4m程度、幹の周り10cm程度)24本となりました。その木が鳥居型の支柱が設置された状態ですでに立てられており、当日の作業は、粒状の肥料を撒き、スコップで根元に土を入れ、撒いた水が流れないように土に凹みをつくるだけでしたので、作業は、午前中で終了しました。来春には、花が咲くそうです。
(高井・升田記、山口写真撮影)