シニアコンダクター制度は、保険会社のOB・OGが講師を務め消費者向け啓発教育活動(リスクとリスクへの備えとしての保険加入の有効性)を行うもので、損保協会が主催する重要取組の一つです。先に、同友会会員の皆様にその講師を募ったところ全国から16名の登録をいただきました。その後、高校から講演の要請があり、当該活動がスタートしました。都立高校(2校)で講演された原澤康嗣会員(関東甲信越)から活動報告をいただきましたのでご紹介いたします。
私は同友会で募集した損保協会のシニアコンダクターに応募しました。シニアコンダクターは損保会社のOBが保険の普及や事故の防止のための活動を行うボランティアで、同友会からは全国で16名の方が応募したと聞いております。シニアコンダクター制度は従来からありましたが、あいおいニッセイ同和損保が損保協会長会社になった昨年からさらに充実しようとのことで、同友会にも候補者の推薦の依頼があり、OB会としてもこの事業を応援しようということになったものです。
現役時代に自動車保険やお客様の自動車事故防止の活動に関係していたので、そのご縁から、現在、東京都交通安全協会の安全運転管理者講習の講師も務めさていただいています。そんなこともあり応募したのですが、損保協会南関東支部からの依頼で3月に東京都立調布北高校で約400名、5月に東京都立第四商業高校で約600名の生徒さん達に「知っていますか自転車事故」のタイトルで1時間のお話しをしました。調布北高校の時にテキストだけでは下を向いてしまい、眠くなるのではとの反省から、都立第四商業では事務局にお願いして作っていただいたパワーポイントのスライドを見ていただきながらの講習と、学校が作った講演を聞いて生徒さんたちが作成するワークシートのおかげでみな熱心に聞いてくださいました。
高校生は大半が自転車通学で、スマホを見ながらとか傘を差しながらとか右側通行など自転車の事故のリスクがたくさんあります。私の話を思い出して少しでも事故防止に役立てていただければ幸いです。
(関東甲信越 原澤康嗣)