NHK俳句で蓮尾会員の作品が3席に入選

毎週日曜日午前6時30分からNHK俳句が放映されています。

この番組では、季題が一つ与えられ全国から作品を募り膨大な応募作から入選9句を選定します。当日の番組で9句の作品と作者が披露された上で、選者として俳人宇多喜代子氏が出演し、更に優秀3句を選び発表するという構成になっています。

9月2日の番組は「重陽」が季題になっていました。

「重陽」は、5節句の一つであり1月7日の人日の節句(七草)、3月3日の上巳の節句(雛祭)、5月5日の端午の節句(鯉幟)、7月7日の七夕の節句(七夕祭)に続く9月9日に行われる伝統行事のことです。別名菊の節句ともいわれ、中国では丘などの高いところに連れだって登り邪気を払い長寿を祈り菊花の酒を飲むことに由来しています。

蓮尾会員

蓮尾さんはこの季題から

<高きに登り百歳を考える>

と詠まれました。宇多選者はこの句を着想が素晴らしいと高く評価され第3席として選句されました。また昨年には日経新聞に投稿された句が俳人茨木和生氏の入選句として掲載されたこともありました。

<退屈と言ひつつ至福つくしんぼ>

どうしん俳句会の皆さん

蓮尾さんは、定年退職後の平成14年に「どうしん俳句会」に入会され創作活動をされています。日本の自然や四季の変化を自分の心情に重ね合わせた秀句を多く発表されています。

俳句を始めますと、四季や自然に対する関心が格段に深くなり、美しい風景に出合った時には、その感動を俳句に表現して記録に残すことが出来ます。また、高名な俳人の名句を鑑賞しますと、情景が想い浮かび心豊かな気分になります。

人生100年時代を迎えています。俳句の世界を覗いて見ませんか。

(関東甲信越同友会 中川 昌明記)

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