雪の上妻と二人のつけた跡 菅 治
もう雪は止んだのかと窓越しに玄関先を見ると門口までかすかに路が付いている。そうか自分と妻が歩いたからだと雪の日で外出もせずにゆっくりと一日過ごしたスローライフの気持がよく出ていると思いました。
そしてこの句が想いだされました。
「雪の朝二の字二の字の下駄の跡」 田 捨女
もう30年も前に西脇に勤務し、そのテリトリーの丹波市柏原町柏原陣屋跡にある捨女の像であります。田捨女は400年近く前の歌人、俳人であります。
皆様もご存知のマスコミで活躍され社民党の党首になられた故田英夫さんの先祖であります。この像については先輩の神田敏博さんもご存知で話をしたことがあり、また井上知登さんも西脇の先輩であるためご存知かと思います。
お陰さまで昔の勤務地の良い想い出に耽り楽しい時を過ごせました。
(編集者注)
俳句の会の会員の中島篤三さんからいただいた本稿は、中島会員個人の思いとのことですので、会員の広場に掲載させていただきました。なお、写真は編集者が用意したものです。