私は、定年退職後、福祉の大学である日本社会事業大学専門職大学院に入学しました。
社会福祉士の資格を得て、成年後見受任を事業とする事務所を開設して3年が経過します。
家庭裁判所から選任される専門職後見人は弁護士、司法書士・社会福祉士の3職種です。
成年後見制度には、本人の判断能力喪失の程度によって、「補助」・「保佐」・「成年後見」の3類型があり、後見人等が代理権、同意権、取消権を適切に行使することによって、被後見人の財産を保全します。
特に、社会福祉士は福祉の専門職ですから、被後見人の身上監護面において力量を発揮します。
成年後見の仕事は、責任重大ですが、自分の人生経験を活かせ、専門職としての誇りが持て、人の役に立てるという充実感があり、この仕事に満足しています。
被後見人の自宅や入所施設・病院への面会、介護事業者や銀行、市役所や社協の訪問、家裁や法務局、電気店やスーパーなどへ愛車で走り回ってのフル活動の日々です。