今年の夏は久々に新企画「積丹半島日帰りバスツアー」を打ち出すことにした。参加者7名、8月20日(土)札幌駅前8:00出発。
さて肝心のお天気はというと、“梅雨と台風がない!”のが売り文句の北海道だが、なんと十数年ぶりに生きのいい台風がやって来るとの予報。それにも関わらずバスは満席状態。(ニーハオ、アニハセヨと国際色豊か)さて、今回の真の狙いは、呑兵衛こと今井幹事の発案で、その実「日本酒・洋酒試飲ツアー」となった。行程は《小樽・田中酒造亀甲蔵→ニッカウヰスキー余市蒸留所→島武意海岸(うに丼&浜鍋の昼食)→神威岬》
北海道の酒造りは小樽から始まり、田中酒造は明治32年創業、地酒「寶川」(たからがわ)を守り続けているとか。造り酒屋が蔵出しする以外に飲むことができない「しぼりたて生原酒」をありがたくおちょこで戴く。(何杯もおかわりをしていたのは野沢さんだったか)
続いて、小樽の隣町余市へ到着。余市蒸留所は、1934年創業者・竹鶴政孝により設立されたニッカウヰスキーの聖地。(余市がスコットランドに似た理想の風土だとか)、NHKの朝ドラ「マッサン」で国内外に広く知られ、今もって多くの観光客が訪れている。だが、ご一同様の足は早くも無料試飲会場へと急ぐ。途中、一本数万円もする高級モルト「余市」を堪能していたのは山本、今井、滝口さん。(もちろん一口500円のグラスで)
そして、昼食はお目当ての「うに丼&浜鍋」とのご対面。お女将の話では、うにが溶けないように食べる直前に盛る、そのタイミングを大事にしているとのこと。「細やかな配慮がうれしいですな」と山本さん。地元ならで はの新鮮で甘く、しかもご飯が見えないほどの大盛り。うに丼様をおなかに収め一同感激、満足感に包まれる。「へ~、道産子でもウニの味に感激するんだ」と感心している高橋会長。
さー、「日本の渚百選」にも選ばれた「島武意海岸」を見に行こうとトンネル(狭く、暗い)を抜けて向かうが、残念ながら曇天のため自慢の積丹ブルーはまたのお楽しみに。
最終目的地の神威岬で、やはり、雨が落ち始め、この旅も終盤ということに相成った。手にした江部さんの愛機オリンパスカメラのシャッター音も心持ち湿りがち。よくぞ天気がここまで持ったものだと感謝。 (北海道同友会 中村俊治 記)