雲仙と長崎の旅 九州同友会
まだ30度近い気温が続く10月11日の12時半、九州同友会の13名は日銀福岡支店前を貸切バスで出発し、3時間ほどで雲仙小浜温泉に到着しました。
海岸に設けられた長さ105メートルの「日本一なが~い足湯」で長旅の疲れを取り、斉藤茂吉をも感動させたと伝わる橘湾に沈む夕日を眺めて、屋上の露天風呂を楽しみました。
最長老の野口さんの乾杯の音頭で楽しい宴会が始まり、アワビや伊勢海老はないものの、鯛の活き作りや新鮮な刺身に舌鼓を打ち、カラオケでは日頃の鍛錬の一端が披露されました。
12日最初の訪問地、出島は60年前からの復元整備の途中で、今はまだ街と陸続きですが2050年には海に浮かぶ元の形に戻すとか。
長崎新地中華街で、早めの昼食は名物のちゃんぽんと皿うどんとビールを堪能しました。
続いて、それぞれ運賃120円を支払って路面電車で孔子廟とグラバー園へ。下車後の坂の町、長崎の歩行は老人の体力を奪います。斜面を斜めに上がる延長160Mの長いエレベーターを終点の5階で降りて(途中の階は住民の生活用)、今度は垂直(普通)の屋外エレベーターに乗り継ぎ、ようやく園の入り口に到着。撮影ポイントである世界遺産の「旧グラバー住宅」前に来た頃には、皆さんなかなか揃いません。沢山の由緒ある建物や銅像は足早に、でも展望台から長崎港の眺めは素晴らしいものでした。
長い坂を大浦天主堂まで下り、修学旅行生で賑わう土産物店で買ったカステラを両手に提げて、バスに乗り帰途へ。まち歩き観光「長崎さるく」は、疲れたけど普段とは違った経験が出来て楽しい旅でした。(九州同友会 山口 明 記)