~奈良・山の辺の道ハイキングに挑戦~ 関西同友会ハイキング・クラブ

11月22日(水)関西同友会のハイキング・クラブは、奈良の山の辺の道ハイキングに挑戦してきました。近鉄桜井駅からJR柳本駅までを辿るルートで、山の辺の道の南側半分を歩く行程です。
当日は雨が降るのではと気がかりでしたが、曇り空&時々晴れ間が見えて日が差してくるような陽気でした。近鉄桜井駅に集合!今回はボランティアガイドの杉下さんの案内付きで、杉下さんからガイドマップをもらって全員出発。
しばらく市街地を歩くと「仏教伝来之地碑」に到着。日本書紀に記されている日本に仏教が最初に伝わった地だそうです。
ここ山の辺の道は万葉集のふるさとということで万葉集の歌碑が60以上あります。道すがら歌碑に出会うたび杉下ガイドの説明が入り、時に熱を帯び幾度となく万葉集の吟詠が朗々と響き渡りました。(杉下さんはマイクをつけておられました)

大美和の展望台

長岳寺

仏教伝来之地碑から「金屋の石仏」を過ぎてしばらく歩くと「大神神社(おおみわじんじゃ)」に到着、多くの樹木が茂るかなり広大な神社です。大神神社の境内でお弁当を広げる予定でしたが、結婚式をしていたり特産品の品評会をしていたりでここでの昼食を断念。
お参りを済ませて大神神社を後にし、「大美和の杜展望台」に向かいました。あいにくの曇天だったのですが、展望台から見える霞がかかったような眺めもまた中々の風情でした。大神神社参道の大鳥居の向こう側に耳成山とさらに向こうに葛城山が見えました。
展望台から少し行った先の広場でお弁当を広げ、その後「桧原神社(ひばらじんじゃ)」を目指して再び出発。
桧原神社は大神神社の摂社のひとつで独特の形をした鳥居が立っており、ここで集合写真を撮ってあとはひたすら「長岳寺」を目指して歩きました。しかし、道程には農産物の無人販売所が待ち構えており、すぐに立ち止まったり遅れがちになるメンバーに先を急ぐ杉下ガイドがやきもきする場面も。
景行天皇陵、崇神天皇陵の二つの天皇陵を傍らに通りすぎ、やがて長岳寺に到着。最近NHKの番組で紅葉中継されたせいか、今回のハイキングの中では一番の人出で、寺域内の木々も紅葉が見頃を迎えていました。
長岳寺の拝観を終え、あとはJR柳本駅に向けて最後の踏ん張りです。このころになるとかなりヘトヘトでした。

個人でハイクした場合は、歌碑にほとんど目を留めることなく行き過ぎますが、今回は杉下ガイドが歌碑の朗詠や説明をしてくださったりと、ちょっぴり知識が深まったような気がしました。ガイドさんありがとう、その杉下ガイドともJR柳本駅でお別れし、我々は奈良駅界隈でビールで乾杯、打ち上げをしました。
次回の関西同友会ハイキング・クラブは赤目四十八滝を予定しています。
皆様、またご一緒に参加しましょう。

関西同友会 吉岡 明子

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